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■アオリ撮影の原理

フィルム(センサー)面と光軸が平行に取り付けられた通常のカメラでは、被写体がレンズの光軸に対し斜めの位置にある場合、全面にピントを得るためにはレンズを絞り込んで被写界深度を深めてピントを得ます。しかり絞り込んだだけでは、被写体面の全面をカバーできなかったり、絞り込み回析による画像の劣化、低速シャッターによるブレなどの原因になります。

アオリを使用することで、レンズを極端に絞り込むことなく、被写体全面にピントを合わせることができます。フィルム(センサー)面と光軸を平行ではない配置にすると物面は平行ではなくなり、このとき、フィルム(センサー)面、光軸、被写体面が同一直線上で交わる(シャインプルーフの法則)ことで、近距離にあるものと遠距離にあるものに同時に焦点を合わせることができます。




■アオリ撮影の4つの基本操作とイメージサークル

フレキシブルに動くジャバラを利用して、レンズ部とカメラ部をそれぞれ自由に動かし、ピント面のコントロール、パースペクティブのコントロール、フレーミングのコントロールが可能なオプチカルベンチモジュールカメラによるアオリ撮影の基本操作である「チルト」「スイング」「ライズ/フォール」「シフト」の4つの基本操作をマスターすれば、さまざまな表現効果が得られます。絞り込み回析でシャープネスが劣化することを回避でき、高画質かつハイスピードシャッターでの撮影ができます。

レンズを通った光はフィルム(センサー)面に円形に像を結びます。この像の中心から周辺に行くにしたがい、照度が低下(ケラれ、ビネット)し、また諸収差が発生し始めます。この円形に結像した範囲の中で、撮影上差しつかえない照度や画質を得られる範囲が「イメージサークル」と呼ばれ、直径ミリ(mmφ)で表示されます。
35ミリフルサイズデジタルカメラの対角線長は約43mm、フルフォーマットデジタルバック(P65+、IQ280など)の対角線長は約68mmあり、周辺まで鮮明な画質を得るためには、これ以上のイメージサークルをもつレンズが必要です。
アオリを使用する場合は、光軸が画面の中心を通ることはほとんどなく、イメージサークルの分量により、アオリの許容量が制限されます。




■TILT

被写体を斜め上から撮影する場合、手前にピントを合わせると画面の奥の方がぼけてしまいます。レンズ部を水平方向を軸に前後に回転(チルト)して調整することで、画面全体にピントを合わせることが可能です。
また、逆方向にチルトすることで、ハイライトとなる被写体以外をぼかし、印象的な写真を仕上げることも可能です。




※逆アオリで印象的な効果。


■SWING

斜めの被写体を写す場合、手前にピントを合わせると画面の奥が方がぼけてしまいます。レンズ部を垂直方向を軸に回転(スイング)して調整することで画面全体にピントを合わせることが可能です。また、カメラ部をスイングさせると被写体の形を強調することができます。




※カメラ部をスイングさせて印象的なフォルムを演出。


■RISE / FALL

建物などの被写体を撮影する場合、建物が向こう側に倒れたような先すぼみになります。レンズ部またはカメラ部を上方向に平行移動(ライズ)させて、建物の垂直線を合わせることが可能です。また、山の写真などで、迫力あるフォルムにすることも可能です。
フォール(下方向)では、パッケージなどの撮影で垂直線を自然な方向に調整することが可能です。



※パースペクティブを調整するために、前後ともチルトを併用して被写体と平行にします。


■SHIFT

シフト(左右方向)を使用して、水面やウインドーなどに写り込んだ撮影者や前景を、構図をほとんど変えずに消すことができます。
また、ステッチング撮影(分割撮影後、画像編集ソフトで1枚の画像につなぎ合わせる)を行うことで、デジタル一眼レフカメラで、最高画素クラスのデジタルバック撮影に匹敵するワイドで高画質な画像を得ることができます。






■接写

ジャバラとモノレールで構成されたオプチカルベンチモジュールカメラでは、レンズを交換したり特別なアクセサリーを使用しなくても、かんたんに任意の倍率で接写をすることができます。
即座にモニタリングのできるデジタルカメラの普及により、面倒な露出倍数の計算もほぼ不要です。





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